chapter 04

日焼け止めはSPFよりPAを見る

老化の主因は紫外線の蓄積です。だから日焼け止めが最優先になります。ただし今日の見え方は変わりません。日常で見るのはSPFではなくPA、選ぶ基準は性能ではなく使用感、上限は四千円です。

last updated 2026. 08. 09

conclusion

  • 見た目の老化の主因は紫外線の蓄積。だから最優先になる
  • ただし今日の見え方は変わらない。これは十年後のための項目
  • 日常で見るのはSPFではなくPA。日常で意識から抜けやすいのがA波
  • 選ぶ基準は性能表示ではなく使用感。続かなければ塗っていないのと同じ
  • 量が足りていない人が大半。製品の表示どおりに塗る。表示がなければ五百円硬貨大
  • 上限は四千円。払う先は性能ではなく質感

この章で買うもの

  • ビオレUV アクアリッチ ウォータリーエッセンス 100g1,071円見る

選んだ理由と、ほかの枠を見る

日焼け止めは、このサイトが最優先に置いている項目です。

理由は効果が大きいからではありません。紫外線が皮膚の老化に関わるという前提が、広く共有されているからです。この順位付けは、このサイトの判断です。

なぜ最優先なのか

たるみ、深いシワ、シミの主な原因は、加齢そのものより紫外線の蓄積とされています。

つまり今まで何もしてこなかったことのツケの大部分は、紫外線を防いでこなかったツケです。そしてここから先の蓄積は止められます。すでに入った分は戻りません。

男性が最も抜けている項目でもあります。始めるだけで差が出ます。

ただし今日の見え方は変わらない

先に書いておきます。日焼け止めを塗っても、今日の顔は変わりません。

保湿には多少なりとも使用感がありますが、こちらは体感がありません。だから続きません。このサイトが優先度を高く置いている項目と、体感が最も薄い項目が一致しているのが、この分野の面倒なところです。

このサイトが保湿を先に置いているのは、体感がある側から入ったほうが続くからです。優先度そのものは日焼け止めが上で、そこは偽りません。

SPFとPA、どちらを見るのか

紫外線は二種類あります。

種類 何をするか 指標
UVB(B波) 短時間で赤くなる、日焼けする SPF
UVA(A波) 真皮まで届き、たるみ・シワ・シミに関わる PA

日常で見落とされやすいのはA波です。 B波と違い、季節や天候による変動が小さく、曇りでも冬でも窓ガラスも通過します。

B波が関係しないという意味ではありません。日常で意識から抜けやすいのがA波なので、PAも一緒に見てください、という話です。

場面 SPF PA
通勤・室内中心 20〜30 PA+++
屋外で数時間 30〜50 PA+++〜++++
長時間の屋外 50 / 50+ PA++++

SPF50でないと不安、という考え方は日常では過剰です。ただし**「SPFが高いから避ける」という判断も正しくありません。**

一般にSPFを上げると質感は重くなりやすいのですが、例外があります。SPF50+でも軽い製品は実際に存在します。見るべきは数字ではなく質感です。 数字で切ると、続けられる製品を落とすことになります。

PAの区分は四段階で、業界の自主基準として定義が決まっています。PA+が「UVA防止効果がある」、以下「かなりある」「非常にある」、PA++++が「極めて高い」。SPF50+は、測定結果がSPF50より有意に高い場合の表示です。どちらも数値そのものではなく区分であることに注意してください。

選ぶ基準は使用感である

この章で最も言いたいのはここです。

日焼け止めは毎日塗り続けなければ意味がありません。週に二回塗る高性能品より、毎日塗れる普通の製品のほうが結果が良くなります。

続かない理由は、ほぼこれに集約されます。

  • ベタつく
  • 白くなる
  • きしむ、つっぱる
  • 匂いが気になる
  • 目にしみる

どれも性能表示には出ません。だから選定基準は性能ではなく質感です。 そして質感には価格差が出ます。ここが払う場所になります。

いきなり本品を買わず、ミニサイズや店頭で質感を確かめてください。

吸収剤と散乱剤は何が違うのか

系統が二つあります。ここだけ押さえれば足ります。

系統 性質 弱点
紫外線吸収剤 透明で伸びが良いものが多い 人によって刺激を感じることがある
紫外線散乱剤(ノンケミカル) 刺激が出にくいとされる 白くなりやすい、きしみやすい傾向

これは系統ごとの一般的な傾向で、製品ごとの処方で変わります。表の通りにならない製品は普通にあります。

迷ったら吸収剤タイプから試してください。使用感の良いものが見つけやすく、続きやすいためです。

刺激を感じる、または敏感な自覚があるなら「ノンケミカル」「紫外線吸収剤不使用」と書かれたものを選んでください。

どれだけ塗るのか

量が足りていない人が大半です。 表示されているSPF・PAは、規定量を塗った場合の値です。半分の量なら、その通りの性能は出ません。

表示された使用量があればそちらを優先してください。 剤型によって同じ面積でも必要な量が変わります。

表示がない場合の目安は顔全体で五百円硬貨大。いずれにせよ、多すぎると感じるくらいでちょうどになることが多い項目です。

  1. 額、両頬、鼻、あごの五点に置く
  2. 中心から外へ伸ばす
  3. 首、耳、首の後ろも塗る

三番目が男性の抜けどころです。髪が短いぶん耳と首の後ろは露出しています。ここに出るシミは目立ちます。

塗り直しは、屋外で長時間なら二〜三時間ごと、汗を拭いた後。通勤と室内中心なら朝一回で現実的には足ります。

落とし方は製品表示で判別してください。「石けんで落とせる」ならクレンジングは要りません。

どこまで払う意味があるのか

品目 上限 何に払うのか
日焼け止め 4,000円 性能ではなく質感。続けられるかどうか

保湿の六千円より低く、洗顔料の二千円より高い。この順位には理由があります。

性能(SPF・PA)は表示で比較でき、価格と比例しません。八百円の製品でPA+++は普通にあります。一方で質感は価格に相関する部分があり、そこが継続率を決めます。だから払う先は質感です。

この四千円は、このサイトが置いている予算の上限です。 ここで質感の差が頭打ちになることを確かめた数字ではありません。

やらないこと

  • 数字だけで選ぶ — SPFが高いほど重くなりやすいのは傾向であって、決まりではありません。SPF50+でも軽いものはあります。続かない質感を選ぶと、表示された性能はゼロと同じです
  • 飲むタイプだけで済ませる — 塗るものの代わりにはなりません
  • 冬にやめる — A波は冬でも届きます
  • 室内だからと塗らない — 窓際で数時間過ごすなら塗ってください
  • 兼用品に頼りきる — 日焼け止め効果のある乳液は、塗る量が足りないことが多いです

この章の二本と、単価

価格帯の違う二本を置いて、上限まで払う意味があったかを確かめる構えです。どちらもまだ使っていません。

枠 製品 価格 単価 検証期間 一ヶ月あたり実コスト
日焼け止め・低価格 ビオレUV アクアリッチ ウォータリーエッセンス 100g 1,071円 10.7円/g 第1〜8週 記録中
日焼け止め・上限 ラロッシュポゼ UVイデア XL プロテクショントーンアップ クリア 30ml 3,960円 132円/ml 未購入 —

外出しない日は塗りません。 一日家にいるなら要らないので、実際に使う日数はカレンダーの日数より少なくなります。一ヶ月あたりの実コストは、外出の頻度で変わります。 毎日塗る前提で計算した数字は実態と合いません。

表示価格の差は約3.7倍ですが、内容量が 100g と 30ml で違うので、単価で見ると約12倍になります。 10.7円/g に対して 132円/ml です。

厳密には、片方が g で片方が ml なので直接は比べられません。ただし桁が違うことは、単位の違いでは説明がつきません。 そしてこの計算は買う前にできます。

日焼け止めは量を減らすと表示どおりの性能が出ません。単価はそのまま、続けられるかどうかに効いてきます。

その差に見合う使用感の違いがあるかどうかは、記録が揃った時点でここに書きます。上限側は第9週から使う予定で、**まだ購入していません。**現時点では結論を出していません。

よくある質問

男性向けと書かれたものを選ぶべきですか。

必須ではありません。男性向けはさっぱりした質感に振られている傾向があるので、それが好みなら選ぶ意味があります。性能は表示で比較できます。

化粧下地やBBクリームで代用できますか。

SPF・PA の表示があれば働きますが、塗る量が少なくなりがちです。必要な量を塗れるなら代用になります。

一年中塗るべきですか。

A波は季節変動が小さいので、外に出る日は季節を問わず塗ってください。冬はSPFを下げて質感の軽いものにする、という調整は理にかなっています。

塗ると荒れます。

紫外線吸収剤が要因の可能性があります。ノンケミカル表記のものに変えて様子を見てください。変わらないなら皮膚科を受診してください。

すでにあるシミには働きますか。

働きません。日焼け止めは予防です。

制度の側でもそうなっています。化粧品として書けるのは「日やけを防ぐ」と「日やけによるシミ、ソバカスを防ぐ」まで。どちらも「防ぐ」であって、すでにあるものへの働きかけではありません。 しかも後者には「日やけによる」という限定が付いています。

すでに定着したシミに対処したい場合は、皮膚科で相談してください。 医薬部外品のいわゆる美白も、承認された範囲はメラニンの生成を抑えてシミ・ソバカスを防ぐという予防の表示です。「防ぐ」から出ないという点では化粧品と同じ側にあります。

最初の一本は何を買えばいいですか。

質感が軽く、石けんで落とせるもの。SPFは30前後あれば日常には足りますが、軽ければ50+でも構いません。

順番としては、質感で絞ってから数字を見てください。逆にすると、続く一本を落とします。

product slots

この章で買うものと、上限

枠ごとに上限と選定基準を置いています。実際に使っているかどうかは、商品ごとに書いてあります。根拠の段階が違うためです。

日焼け止め(日常)

上限 4,000円

PA重視。白くならず、ベタつかないもの。石けんで落とせるとクレンジングが要らない。数字ではなく質感で選ぶ

ビオレUV アクアリッチ ウォータリーエッセンス 100g1,071円 / 100g使い方適量を少量ずつ、肌にムラなくなじませる。顔や首には基礎化粧品で肌を整えた後にメーカーの表示から要約まだ使っていません。上の基準を満たすものとして挙げています低価格側の検証用。SPF50+だが質感は軽い。数字と質感が比例しないことの実例でもある100g(Amazon限定)を見る

日焼け止め(屋外長時間)

上限 4,000円

耐水性があること。汗や水で流れにくいもの。日常用と兼ねる必要はない

商品はまだ選んでいません。上の基準と上限で選べます。決まったらここに出します。

価格は記載時点のものです。実際に使っているものは、使い切った時点で一ヶ月あたりの実コストが確定します。使用記録と根拠の扱い方もあわせて読んでください。